群馬県吾妻郡嬬恋村は、浅間山を挟んで長野県軽井沢町や御代田町の反対側に位置し、夏秋キャベツの出荷量日本一を誇るキャベツ村としても有名です。

村の主要道路として使われている広域農道「つまごいパノラマライン」は、南ルートと北ルートからなる全長およそ35キロメートルの道路で、広大なキャベツ畑に囲まれて走るので通称「キャベツロード」とも言われています。今回は浅間山の北麓を望むことができるつまごいパノラマラインの南ルート、北ルートから見える浅間山絶景スポットをご紹介します。

雄大な浅間山を臨む「つまごいパノラマライン 南ルート」

パノラマライン南ルートは浅間山の北側の山裾を走るルートです。浅間山麓サイクリングコースにもなっており、見渡す限り広がるキャベツ畑と背景に雄大な浅間山を望み、北ルートに比べて浅間山をより近くで見ることができます。

南ルート、鬼押出し園でぜひ注目してほしいのが、浅間山と黒斑山の山容から、まるで観音様が仰向けに寝ているように見える「寝観音」と呼ばれる絶景です！黒斑山の稜線が観音様の美しいお顔立ちに、浅間山の山頂は観音様の体のように見え、その荘厳な姿は必見です。

鬼押出し園の浅間山すそ野に広がるゴツゴツとした溶岩と「寝観音」という壮大な自然が織りなす景観はひと際目を引きます。撮影スポットとしても人気の場所です。

愛妻家の聖地「つまごいパノラマライン 北ルート」

パノラマライン北ルートは国道144号線の田代付近から始まり、四阿山と草津白根山の山裾を走っています。南ルートに比べ浅間山から離れることにより、浅間全体を見ることができ、東側には小浅間も見えます。また滑らかな山肌の浅間山と蛇骨岳の独特な地形も美くしく、北麓ならではの景色を楽しめます。

浅間山に向かって「愛してる～！」と愛妻に気持ちを伝える叫び台や愛の鐘があるなど「愛妻家の聖地」として有名な観光スポット「愛妻の丘」から眺める浅間山も素敵です。眼下に見える田代湖との景観も大変美しく、とても癒されるスポットです。愛する方と一緒にサイクリングやドライブがてら立ち寄ってみてくださいね！※パノラマライン北ルートは冬期通行止めになります

いかがでしたでしょうか。

春から夏はキャベツ畑の緑が広がり、秋にはカラマツの紅葉が黄金色に輝き、冬は雪化粧が美しい浅間山。四季折々、様々な自然の表情を楽しめる嬬恋村にぜひ出かけてみませんか？