どの角度から見ても浅間山は雄大で美しく、見ていると心静かに穏やかな気持ちになれる存在です。今回は群馬県長野原町から見る浅間山の北麓と東麓の絶景ポイントをご紹介します。
牧草地でのんびり過ごそう!雄大な浅間山と牛をみながら浅間牧場を散策してみませんか?!
軽井沢方面から向かい国道146号線浅間牧場の信号を右折すると見えてくるのが、一面に広がる草原が圧巻の浅間牧場。
この牧場は春と秋に群馬県内の酪農家から預かっている乳用育成牛を総面積約800ヘクタール、約東京ドーム2個分の農場に放牧して足腰の丈夫な牛を育てています。
牛と触れ合うことはできませんが、広大な牧場や浅間山などの美しい景色を楽しむことができたり、草原でゆったり過ごしている牛をみながら遊歩道を散策したりすることができます。牧草地と雄大な浅間山の絶景が楽しめるスポットです。
※伝染病予防のため立ち入り禁止区域もありますので、子牛たちに配慮しながら散策をお楽しみください。
浅間牧場でのんびり散策した後の休憩にぴったりなのが、牧場の入口にあるログハウス調の建物が目印の「浅間牧場茶屋」。
お店の外ではウサギやアルパカなどの動物と触れ合うことができます。
店内にはお土産屋さんやレストランがあり、丼ものやラーメンなどメニューも豊富です。特に自家製のローストビーフ丼や浅間ステーキはボリュームがあり散策で腹ペコのおなかにぴったりです。
(夏季メニューと冬季メニューがあるのでお出かけ前にウェブサイトをチェックしてみてくださいね。)
そして浅間牧場茶屋といったらこちら。牧場直送の新鮮な牛乳を堪能できる「濃厚ジョッキ牛乳」(大300円・ミニ150円)と「特濃バニラソフトクリーム」(350円)このソフトクリームは、濃厚だけどあと味がさっぱりしているので散策の後のおやつにピッタリ!食後のデザートにもおすすめです。
また、店内ではキャンドル作りや、ソーセージ作り体験(要予約)もできるので、午前は浅間牧場で散策を楽しみ、午後は浅間牧場茶屋で動物との触れ合いや製作体験など一日を通して遊ぶのもいいですね。お友達や家族と、北軽井沢にお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください!
火口から4キロ!浅間山を間近で見ることができる浅間山北麓ビジターセンター
浅間牧場から約4.5キロのところに、旧浅間記念館からリニューアルオープンした浅間山北麓ビジターセンターがあります。
この施設の周囲には自然遊歩道があり、野鳥観察やスカイロックトレイルなど人気のスポットです。
遊歩道の展望台から見える浅間山は「円錐形のスマートな姿で美しいです。」とガイドの塩野さん。火口から4キロしか離れていないので、滑らかな山肌や山頂付近も間近で見ることができます。特に1950年ごろの噴火により舞い上がったという火山弾「千トン岩」も頂上のふちに肉眼で確認でき、落下することなく山頂に鎮座する様子は神々しさを感じるほどです。
ビジターセンター内には浅間山の歴史や噴火、植生の変化がジオラマでわかりやすく展示されています。また山に住む動物の剥製や岩石も展示されており、浅間山や周囲の自然について学ぶことができます。
そしてひと際目を引くのがこちらのクラシックバイク。
浅間山とバイクといえば、日本のオートバイ産業の育成を目的に開催された「浅間火山レース」(1955~1959年)が有名です。そのレースを走った多くのライダーが、その後世界GPや四輪ドライバーとして活躍したことから、浅間(北軽井沢)は日本モータースポーツ発祥の地「バイク乗りの聖地」とも言われています。そのレースを記念して当時の様子がわかる写真やポスターと一緒にクラッシックバイクも展示されています。
2021年4月より浅間牧場茶屋売店内「浅間記念館」に移転されており、約30台のクラシックバイクが展示。バイク好きにはたまらない施設です!